防 風 林 |
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(文・高 橋 幸 男) | ||
第13回 もう1パーセントの努力 | ||
大声援の中、全力で戦う選手たち。それぞれの道場の看板を背負い個人の名誉をかけ何ヶ月もあるいは数年も懸命に稽古を積みトーナメントに挑む。 誰でも勝者になることを夢見、大会に出場する。しかし頂点に立てるのはただ一人、空手の大会に限らず勝負の世界は残酷であり大半の者は敗者となってしまう。それでも勝たなくてはならないのが勝負の世界であり、一生懸命戦ったからといって認められるほどこの世の中は甘くない。 勝者になるには努力・稽古しかない。私のところの選手たちもさまざまな大会に出場し、試合内容はほとんど優劣がないのに、ほんのわずかの差で勝利を逃してしまうことが多い。
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(空手家、画家・鹿追) | ||
2014年1月24日北海道新聞十勝版(夕刊) |