2014年  上級者合宿

上級者合宿レポート     指導委員会 原一浩 参段

2014年12月20、21日と本部道場にて上級者合宿が行われました。

先日の大雪の影響でキャンセルの方がおり、一日目は17名の参加、二日目は、15名の参加でした。このうち、3名は翌日の餅つき大会に参加するために本部道場に来ていた黄帯以下の少年部でした。上級者合宿の意義を鑑み、もう少し茶帯・黒帯の方の参加が増える事を希望します。

一日目は石川先生の指導で、動作の意味や注意点などの説明を受けながら、準備運動、基本稽古、移動稽古、型稽古、ミット稽古と13時から19時までの6時間の稽古でした。 基本稽古は全て100本ずつ、移動稽古は立ち方別に行い、恒例となった五本蹴りは100往復でした。移動稽古では腰や重心の位置に注意をして、特に腰は力強く突ける位置を見付けるように、低すぎても高すぎてもいけないと指導がありました。 型稽古は太極から五十四歩までの型を号令有りで通しました。ここまでで17時を過ぎていたと思います。いかに数多く繰り返していたか分かると思います。地道な稽古に勝る稽古なしです。  一日目の最後はミット稽古でした。移動稽古で行った重心の移動をミット稽古で実際に打ち込みながら体得します。最初はワンツー、そして下突きを入れてワンツースリー。腰を落としての下々段蹴り。床を擦るように蹴りを出します。

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稽古の後の楽しみはみんなで食べる食事です。夕飯はお母さん方にキムチ鍋等々を用意して頂き、楽しい一時を過ごしました。また、子供たちは明日の餅つき大会の餡子になる小豆の選り分けをしてくれました。夜遅くまで肝臓稽古は続きました。

二日目は組手がメインです。最初に前日に行ったミット稽古のリードパンチの打ち方の応用としてカウンターの肩口への突きを稽古し、スパーへと移行しました。

スパーですが、段々と熱を帯びてくるのは仕方ないのかも知れません。最後は結構熱い戦いが繰り広げられました。師範からも檄が飛びます。途中で休憩も兼ねて師範からの指導、下段回し蹴りの使い分けについてもレクチャーがありました。

上級者合宿という事もあり、いつもであれば顔面有りのスパーもあるのですが、今回は巻き込み投げを最後に稽古しました。実戦では大会ルールばかりの戦い方にはならないのであらゆる攻撃を想定しなければなりません。上級者合宿では対武器なども想定しながら稽古して行きたいと思います。

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最後に、上級者合宿の指導にあたって頂きました師範、石川先生、食事のお世話をして頂きました網走と標茶のお母さん方、この場をお借り致しましてお礼申し上げます。ありがとうございました。

           押忍。




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