昇段レポート |
旭 川 支 部 浜 岡 隆 一 初段 (2002年9月6日入門・32歳) |
自分が極真空手に入門して約6年半、ようやく昇段審査までたどり着き昇段出来た事を大変嬉しく思っております。 自分は元々、伝統派の空手を4年間大学の空手道部で学んでおりました。その空手部に入った切っ掛けは高校時代に極真空手の世界大会をたまたまテレビで観て「空手は凄い、カッコイイ」と感銘を受け、プロレスが好きで強さへの憧れがあったので、大学に行ったら是非空手部に入ろうと心に決め、大学の入学直前に自分から入部したのでした。がしかし、入部してみたら何かが違う、見れば見るほど違うので、推薦で入ってきた同級生に聞いたところ、極真空手は全く別物だとの事でした。 空手と言えば極真空手しか知らなかった自分は愕然としましたが、「入部した以上は卒業まで」と思い伝統派の空手を続けました。 ただ、同級生は極真の黒帯は化け物だとも言っていたので、極真空手への憧れは持ち続けていました。 卒業後は何もしていなかったのですが、8年位前に地元に帰って来た時にたまたま小・中学校の先輩に逢い、余りにも昔と違う体つきをしているので何かをいるのか聞いたところ極真空手をやっているとの事でした。 その時はまだ入門への踏ん切りがつかなかったのですが、その1年後に大学入学時の事を思い出し一念発起して入門。極真の空手道を志す事としました。 入門後は基本稽古、突き方、立ち方、運足にいたるまで違い、大学の同級生の言っていたとおり全くの別物で、戸惑いつつも、物凄く新鮮な気持ちで毎回稽古に臨んでいました。 初めて組手をした際は「この空手だ!」と本当に嬉しかったです(勿論、怖い、痛い、辛いはありますが)。 それから6年半、途中怪我で悩まされた事もありましたが、普通に生活していたのでは全く経験出来ない様々な体験をする事が出来ました。 昇段審査当日は物凄い緊張感で精神的に肉体的に大変辛かったのですが、あの審査を経験する事により、一回り大きくなれた様な気がします。 今回無事昇段する事が出来ましたが、あくまでも初段は空手道の本当の入口に立っただけであると言う事であり、黒帯を取ったという事実だけに満足せず、今後更なる稽古を積んでいきたいと思っています。 最後に昇段の機会を頂いた、師範、先生方、共に稽古をしてきた諸先輩、道場生の皆さん本当に有難うございました。 押忍 (2009年3月15日初段取得) |