大会レポート

帯 広 支 部
長 瀬 健太郎 6級



2010年4月18日
第1回東日本極真空手道選手権大会出場


 4月18日、私は東日本空手道選手権大会一般中級の部に出場しました。
 大会の5ヶ月前くらいに、師範から大会への出場の打診があり、自分がこんな大きな大会に出場していいものなのか悩みましたが、こんな機会滅多にないと思い大会への出場を決めました。大会への出場を決心してから毎日どんなに忙しくても稽古をしようと思い、拳立てなどの補強運動や空蹴りなどを中心に稽古し、また仕事の休みの日には近所のトレーニングジムに行き、ウエイトトレーニングにも励みました。
 初めの1,2週間位は筋肉痛でとても苦しかったのですが、毎日続けて行くうちに、体つきも変わり体重も増え、道場の組み手稽古の時でも先輩達の圧力に負けることもあまりなくなり、自分なりに順調に大会への出場の準備ができていると感じていました。
 しかし大会の3週間前に自分の不注意で左手の甲と小指を骨折してしまい、思うように稽古ができなくなり、不安を抱えながら大会への出場を迎えました。
 大会出場者数930名、自分の出場した一般中級の部の出場者数は24名と自分が今まで参加した大会の中では最多人数のトーナメントです。
 1回戦の相手は緑帯の3級の方で身長も自分よりも高い格上の相手で、膝蹴りや前蹴りがうまくスタミナ、パワーもあってとても強い選手でした。
 自分は開始1分くらいで、緊張と稽古不足ですぐ息切れしてしまいとても苦しい思いをしましたが、何とか後ろに下がらないように気を付けて前に出て攻めて判定で勝つことができました。そして2回戦、相手は自分よりも小柄で技の切れる選手でしたが、体格差を利用して前へ出て判定で勝つことができ、準決勝まで進むことができました。
 そして準決勝、相手は自分と同じくらいの身長で体重が自分よりも10キロ以上も軽い選手でした。試合開始1分間は、突きや膝蹴りで優勢に攻めることが出来ましたが、途中やはりスタミナが切れてしまい、何も出せなくなってしまって判定で負けてしまいました。
 試合後、自分の不甲斐なさに口惜しい気持ちでいっぱいでしたが、3位4位決定戦だけは絶対に勝って入賞しようと気を引き締めて試合に臨みましたが、試合は延長までもつれ込み、準決勝同様にスタミナ切れをおこしてしまい手が出せなくなってしまい、結果4位という成績でした。今回、自分としてはとても不本意な結果となってしまいましたが、これからの課題が浮き彫りになり、とてもいい経験をさせてもらいました。
 また試合後の他道場の方々の礼儀正しさなど勉強させてもらうことがたくさんありました。 この大会で得た経験をこれからの稽古にしっかりと生かして心身共に強くなれるように精進していきます。最後になりますが、移動日合わせて3日間、師範はじめ諸先生方、大会に出場した先輩達に大変お世話になりました。心より感謝申し上げます。
押忍

△戻る