大会レポート
谷 口 秀 一 初段

2010年4月18日
第1回東日本極真空手道選手権大会
一般上級第3位


 4月18日、静岡県で行なわれた第1回東日本大会に出場させて頂きました。
 総勢約1,000名の選手が出場することもありいつも以上に緊張していました。
 当日の朝、緊張はさらに増していましたが、「始まれば終わる」と思い覚悟を決めて会場に向かいました。
 張り詰めた空気の会場で緊張しながらもウォーミングアップを済ませて第一回戦が始まりました。いつもの事ながら一回戦目は緊張で体が思うように動かず納得のいく試合内容ではなかったのですが、なんとか判定で勝ちあがることが出来ました。
 第二回戦目は一つ試合を終えたことによって緊張がほぐれて動きが良くなるはずなのですが、相手が緑帯だったので黒帯の自分が負けるわけには行かないと思い、また、肩に力が入り一回戦目と同じ様な内容になってしまいましたが今回も何とか判定で勝つことが出来ました。
 第三回戦目は全日本大会でも入賞経験もある橋本選出の試合でしたが、自分より格上の選手なので胸を借りるつもりで臨んでいこうと思うと肩の力が抜けて、いつも通りの動きが出来ました。
 しかし、橋本選手はとても強く、調子が上がったからといって勝てる相手でもなく強い圧力でペースを乱されそうになりながらも、自分も圧力をかけたり、逆に引いて回ったりと相手のペースにのまれないように必死に戦った結果、体重判定で勝つことが出来ました。
 準決勝、まさか自分が無差別の大会でここまで勝ち進むとは思いませんでした。
 相手は自分の苦手なトリッキーな動きと早いラッシュで相手を翻弄する藤沢選手でした。
 本戦では自分のペースを余り乱されず戦えたのですが、延長戦の終わり間際のラッシュを止めることが出来ずに負けてしまいました。
 そして、三位決定戦では同じ高橋道場の中井選手との対戦となったのですが、中井選手は準決勝でジンバブエのサムソン選手(09ワールドカップ中量級優勝者)との激戦でのダメージが大きかったため本来の力ではなかったのですが、試合場に上がれば手を抜く訳にはいかず、自分はいつも通りの試合をして勝つことが出来、3位入賞することが出来ました。
 自分は今まで軽量級の選手のような戦い方に憧れていたことあったのですが、今回の大会で改めて自分には重量級の選手のようにどんと構えて戦うスタイルが向いていると感じました。
 これからは構えを見直し突きと下段で圧力をかけていけるように稽古していきたいと思います。

押忍

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