大会レポート
旭 川 支 部
原 一 浩 弐段


2010年11月7日

第9回レディース&シニア全日本空手道選手権大会
サムライ杯秋の陣空手道選手権大会

11月7日、名古屋露橋スポーツセンターで開催されました、第9回レディース&シニア全日本大会、サムライ杯秋の陣に行って参りました。

11月6日、師範や石川先生、選手たちと合流し、もうすっかり冬の装いの旭川空港を出発し、中部空港に降り立ちました。名古屋はまだ20℃近くあり、日本列島が南北に細長い事を実感します。

初めて大きな大会に出場する木村さんがあまり緊張していなかったように思いましたが、百戦錬磨の崎山さんが緊張しているようでした。(試合に対する緊張というより、飛行機に乗るために緊張?)

試合当日の朝、北海道高橋道場の面々は、7時50分にホテルを出発し、露橋スポーツセンターには8時半くらいに到着、既に会場の前には多くの選手や関係者の方々が集まっておりました。しかし、開場は9時との事でしばし待つ事に・・・。開場後、選手は受付と計量のため、別行動となります。今回は師範、石川先生も審判には当たっていないため、選手のセコンドに付く事が出来ます。

開場に入ると連合会の役員の方々や各道場の師範、先生方がいらっしゃるので挨拶をして回ります。そこへ長谷川師範が参上致しました。会場に一気にピリッとした緊張感が走ります。しかし、フランクな感じの長谷川師範は、みなさんに気軽に声を掛けられ、高橋師範、石川先生と挨拶・握手を交わした後に自分にも握手をして頂きました。

空バカ世代の自分に取っては、本や漫画でしか(最近はビデオもありますが)見た事のなかった方々を間近に感じる事が出来る事に毎回、鳥肌が立つ思いです。

開会式の後、試合が始まりました。3面で同時進行となっていましたが、北海道高橋道場の選手が試合を行う場所はメイン会場一箇所だけでしたので、試合の度にアチコチ動かなくて良かったので楽でした。

崎山さんが先陣を切りました。初戦は、他流派の選手です。本人は身体が重いと言っていましたが(実際、背中が苦しかったようで、少しマッサージをしましたが、胃喩というツボが凝っていました。そこを触ると異常に痛がっていました。)、良く動いているように見えます。セコンドの声も届いているようでインローが入ります。快勝です。

次は福島さんです。これも他流派の選手との戦いでした。初戦だから身体が解れていなかったのでしょうか?固い感じがしました。それでも試合をまとめて勝利しました。

崎山さんの2回戦です。これまた、他流派の選手です。この他流派の選手は強かったです。試合の序盤は崎山さんのペースでした。残り1分を切ったあたりだったでしょうか、相手の左ローがヒット!崎山さんの足が止まりました。この時に技ありの旗が上がるのではないかと思ったほどです。その後は相手のペースになり、残念ながら負けてしまいました。崎山さんの動きも悪くなかっただけに残念です。

福島さんの2回戦です。極真京都の選手です。延長戦になると思った試合でした。ラスト10の手数の差のような気がします。自分のリズムにノリ切れなかったかな?残念です。

木村さんは6級ながらシードされていて、2回戦から登場です。他流派の選手との初戦は、圧倒的なパワーの勝利と言えます。前に出ながらの突きは、相手もたまらなかったと思います。

準決勝の相手は、試合巧者だったと思います。サウスポーで打ち合いは避けて、有効打を入れて来ます。木村さんは掴みきれなかった感じです。残念ながら決勝戦には進めませんでした。

3位決定戦は、これで最後と思ったのか、強い突きで終始、相手を圧倒していたように思います。正しくパワー空手と言って良い戦いでした。

木村さんは、当初は初級の部に参加予定でしたが、急遽、上級の部に参加する事になりました。初めての大きな大会という事で緊張していたと思います。左膝の具合も良くない中で、日頃の稽古を積んで、今回の結果となったと思います。出場してみて、分かった事もあると思いますので、是非、道場生のみんなに伝えて欲しいです。

大会終了後は、レセプションに参加しました。木村さんに「きっと、各道場の紹介が回って来るので、その時に歌も唄う事になるので、木村さん、お願いしますよ!」と言っていたのですが、試合とは別な意味で緊張していたようで、実際に各道場の紹介が始まると気配を消していました。でも、その大きな身体では、どう考えても気配は消せないです。

今回の大会では海外からも出場していました。スウェーデン、ポーランド、オーストラリア等々、まずはそれらの紹介があります。

引き続き、国内の道場の紹介です。高橋師範が壇上に呼ばれて、道場の話をした後に高橋道場の面々が前に出て、歌を唄う事になりました。出て行く途中で、何故か自分が唄わなければならないような雰囲気が会場から漂ってまいりました。師範からも「後は頼むぞ!」とマイクを渡されてしまい、それを受け取ってしまいました。

会場の期待に応えなければと、1曲唄いました。曲名は、想像にお任せ致します。

レセプションの後、反省会が、夜が更けるまで行われました。

最終日、中部国際空港へ向かいました。

お土産に八丁味噌を買わなければと思っていたのですが、空港に着いたのは保安検査を通過しなければならない時間の10分前・・・買う物は決まっているので、余裕だと思って、味噌の前に赤福を買ったのですが、並んでいて時間がロスしていました。煮込みうどんも買わないといけない・・・店員さんに言って、支払いをする段になって、ピンポンパンポーン「旭川行き325便に搭乗予定の原さん、崎山さん、福島さん、お急ぎ、保安検査を・・・」とアナウンスが!店員さんに急いでと言って、味噌煮込みうどんを抱えて、保安検査所にいたANAの方に言って、急いで保安検査を受けて、駆け足で搭乗窓口に!何とか間に合いました。

 あっ、八丁味噌・・・買うの忘れてしまいました。

押忍

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