大会レポート

2010年11月７日 第９回レディース＆シニア全日本空手道選手権大会 名古屋・露橋スポーツセンター

十　勝　支　部 福　島　彩　子　２級

今年の３月に静岡県で行われた東日本大会を終えて直ぐ、稽古の休憩中に師範から「11月のレディース＆シニア全日本大会に出場しませんか」とお話を頂きました。 　いつも大規模の大会に出場することにかなりの時間をかけて決意するのですが、今回は「もう一度全日本に挑戦したい」「２年前と比べ自分は成長しているのか試したい」と思い、９月の北海道大会後、気持ちが切れないか心配でしたが、即、出場することを決めました。 　大会前日、対戦相手が判り一気に緊張が高まり、最近では珍しく熟睡することが出来ませんでした。当日の朝は気温が低く、どんよりした空模様で、自分の気持ちも天候に負けないくらいどんよりしていましたが「全て全力で!!」と気合を入れ直し会場に向かいました。 　会場の雰囲気に呑まれることもなくアップを終え一回戦へ。 　先生方には「動きが硬かった」と言われました、結構落ち着いて試合が出来、本戦で判定勝ちを決めることが出来ました。全日本大会での初戦突破は初めてでとても嬉しかったです。 　二回戦は自分の間合いが取れず手数も少なかったと思います。 　延長戦でも相手のペースで試合が終わったような気がします。時間が経つにつれ「勝てない試合ではなかった」と、悔しさと後悔で胸が一杯になりました。 　今回、シニア上級の部に出場した木村選手は道外大会に初めて出場し、しかも全日本大会で３位に入賞しました。３位決定戦で勝利を決めたとき、物凄く感動をしました。と同時に勝つために名古屋に来た木村さんと私の違いを感じます。 　大会２週間位前、名古屋のある選手に「一回戦突破を目指して頑張ります!」と報告したところ、「その目標却下します。一回戦突破を目標にしている人は一回戦を突破する稽古で満足します。優勝するつもりで稽古してください。」と返事が返ってきました。 　今回、私にはハングリー精神に欠けていたと思います。優勝を目指す自信が無いのを言い訳に結局一回戦を突破する稽古しかしていないからこの成績だったのだと痛感しました。 　なぜ優勝出来なかったのか何か足りなかったのかを考え次につなげていきたいと思います。 　 　高橋師範をはじめご同行下さった石川先生、原先生、先輩方、応援して下さったたくさんの方々にお礼申し上げます。 　ありがとうございました。

押忍

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