型講習会レポート

2010年12月4日
全日本極真連合会型講習会
東京・中央区総合スポーツセンター
旭川支部 原 一 浩 弐段

 12月4日、東京都中央区立総合スポーツセンターにおいて、型講習会が開催されました。  来年度開催される全日本空手道「型」選手権大会のために、各道場で稽古されている型の相違点とすり合わせ、審判基準について、動作とディスカッションが行われました。

 930千歳空港発の飛行機で東京に向かいました。講習会に行けるように日程調整が終わった時には、既に旭川空港発の便は満席で、乗る事は出来ませんでしたので、陸路で千歳空港に向かい、そこから飛行機に乗りました。当日は、前日からの悪天候の影響で飛行機が飛ぶか分かりませんでしたので、少し早めに旭川を出て、8時前には千歳空港に着いていました。千歳空港の天候は晴れ!定刻に飛行機は飛び立ちました。

 途中、低気圧の影響は残っていて、乗った機種はボーイング747、所謂ジャンボでしたが結構揺れました。非常口の席でしたので、離着陸の時は客室乗務員の方が、向かいに座ります。ウブな自分は、本を読んだり、外を見たりして、落ち着きませんでした。(話が相当ズレてしまいました。)

 羽田空港には定刻より少し早く到着しました。ここで石川先生と合流です。当初の予定から講習会が始まる12時には間に合わないのですが、少しでも早く会場に行かなければなりません。モノレールの時間は既に過ぎていて、次に早いのは京急でした。後3分!二人で空港内を走ります。

石川先生は、パスモ?とかいうカードを持っていましたのでスムーズに改札を抜けられるのですが、自分は切符を買わなければなりません。そこで大きなロスが・・・予定の電車に乗る事は出来ませんでした。

次に来た、電車に乗ったのですが、不幸中の幸いで真っ直ぐ、東日本橋まで行く事が出来る電車でした。そこから地下鉄に乗り換えて、1駅で会場に着く事が出来ました。

会場に入ると、気合いが聞こえて来ました。基本稽古をしているようです。急いで道着に着替えて、稽古場に入りました。

会場には、大石師範を始め、小井理事長、七戸副理事長等々連合会の幹部の方々の姿が見えます。

関東、関西から十数カ所の道場が参加しているようです。

基本稽古の後に、道場毎に型をする事になりました。最初に大石道場の色帯、その後に黒帯が太極1・2、平安1〜5、突きの型、最破、撃砕大、撃砕小を行いました。

その後に、各道場が前に出て、同様に行います。最初は一つの道場単位でしたが、後半はいくつかの道場が出て行います。自分も最後の組に行いましたが、蒼々たるメンバーが見ていると思いますと、緊張するなという方が無理です。一通り終わりますと、休憩を挟んで、次は十八、征遠鎮、臥竜、観空、五十四歩を同様に大石道場から行いました。

ビックリしたのは、木村道場の黄帯の小学低学年と思われる子供たちが五十四歩を行う事です。型として、どうというのはありますが、動作をしっかりと覚えています。子供のうちに教えてしまうというのも一つの手かも知れません。

各道場の型は、大枠ではそんなに違いはないですが、細かな所では相違が見られました。

各道場の型が終了した後に、車座になってディスカッションが行われました。

大石師範から「細かな所では、平安5の1314動作が3通りあったり、最破の1動作が肘打ちと肘上げがあったり、征遠鎮の下突きが鉄槌になっていたりと相違があったが、どれも総裁が教えた型である。」とお話があり、終了時間ギリギリまで、議論がされました。

今の所、型を統一するという事ではないですが、型の変遷というのを覚えておいて審判に当たるようにとの事でした。

年明けには、協力団体を含めた講習会が開催されるとの事です。
 記念写真を撮って、お開きとなりました。

せっかく大石師範に夕食を誘って頂きましたが、飛行機の時間がありましたので丁重にお断りして羽田空港に向かいました。帰りの便も結構揺れました。

 今回は、東京日帰りという強行軍でしたが、有意義な時間を過すことが出来ました。

押忍

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