型講習会レポート

2011年1月30日
全日本極真連合会型講習会
東京・千代田区総合体育館


旭 川 支 部

石 川 秀 樹 四段
 1月30日(日)午後1時より東京・千代田区総合体育館で行われました「全日本極真連合会型講習会」に参加して来ました。

 北海道からは高橋師範と私が参加しましたが、前回同様、30分ほど遅れての途中参加となってしまいました。

 今回の講習会には連合会加盟の道場以外にも協力関係にある極真会系道場から師範、道場生の皆さんが参加されており各道場が全日本型大会へ賭ける思いが伺い知ることが出来ます。
 
 会場では大石最高師範の指導の下、色帯、有段者、高段者と三つのグループに分かれて型のすり合わせが行われ、それぞれの型の違いを各道場の師範がチェックする形での進行で、途中参加ではありましたが私も高橋師範と一緒に師範方々が集ったところで皆さんの型を拝見させていただきました。

 私が見た限り会場には100名以上の参加者が集り、立錐の余地もないほどでグループ分けを行わなければ稽古が出来ないほどでした。

 型講習後は試合形式で判定基準の確認が行われました。
 始めは副審を4コーナーに分かれ、組手試合と同じ角度からの判定で、多くの審判員の方々に経験を積んでもらうために各コーナーに2〜3名が副審について判定を下す手法がとられ、判定が分かれた際にはお互いの判定の基準を述べる形で進められ、その後、現在行われている正面に背を向けて全員が同じ方向から見極める方式とで行われました。

 今回の審判講習で確認された主な内容は
 ・力強さを意識する余り、上体のブレを見逃さないこと。
 ・下半身から出る安定感があって上体の強い突きが出る。
 ・次の動作に移る際に二度踏みを行わない。
 ・転身の際の軸のブレに注意する。
 ・客観的に安定感だけで旗を揚げない。基準となるものを設ける。
 ・必要以上に腰を落とさない。腰の高さは前屈立ち、後屈立ち、騎馬立ちと同じで様に。
 ・判定が同じポイントの場合、リスクを考え難易度の高いほうがポイントは高くなる。
 ・後屈立ち、猫足立ちは確りと区別をつける。
 ・騎馬立ちは広くならないように(肩幅の2倍)。
 ・間違いがあった場合はマイナスポイント
 ・気合の間違い、正拳と手刀の握り間違いなど決められた動きを行わなければならない。
 ・型は型として決められた挙動を求められるので間違いは間違いとして判定する。
 以上の内容を確認した。

 試合形式での型を見ながら息吹に対しての注意が行われ、息吹を二回に分けて行わず、一回で吐き出すようにと、また、副審は背もたれにもたれ掛からず着席することと。

 予定時刻を過ぎ午後5時過ぎに講習会は終了しました。
 全員で記念撮影の後、師範、先生方との談笑が続きましたが、合間合間に各道場の先生方から道場生の皆さんを紹介されたり挨拶を受けたりで、会場をあとにしたのは午後6時半ごろになっていました。

 その後、大石最高師範のお誘いで埼玉・橋本道場の橋本先生ご夫妻、高橋師範と共に食事をご一緒させていただき、楽しい一時を過ごさせていただきました。

 今回も多くの師範、先生、道場生の皆さんから勉強をさせて頂きました。
押忍


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