講習会レポート

2011年2月12〜13日
長谷川一幸師範テクニカルセミナー

名古屋・朝鮮人会館


北 見 支 部
中 井 真太郎 初段



 この度、平成23年2月12、13日に行われた「長谷川一幸師範テクニカルセミナー」に参加しました。

 セミナー対象者は選手で緑帯以上。北は北海道、南は沖縄まで全日本で活躍している選手やユースで活躍している選手。他流派や他団体といった極真連合会の枠を超えた面々がそろっていました。

 参加人数も約80名と、長谷川師範の知名度と影響力を強く感じました。

 一日目は基本の解釈についての説明と体について構造医学の目線で指導いただいた後、ライトスパーや対面シャドーで体の使い方について説明を頂きました。

 二日目は一日通してスパーリング中心の内容でした。

 全日本の主力メンバー以外のレベルの高さに驚かされました。中学生・高校生・女子部にいたってはパワーこそ負けはしませんが、スピード・テクニックについては自分のレベルの低さを痛感しました。

 又、得意と思っていた組手で連続組手の経験不足からスタミナ切れしてしまい本当に悔しい思いをしました。
 私がこのセミナーで指摘を受けた事は、長年我流で覚えてきた空手の「クセ」をどう克服するかでした。結局2日間では克服できず長谷川師範も半分呆れ顔でした・・・

 北海道に戻ってからは、長谷川師範や定本師範代に教わった事を振り返り、根本的な身体の操作を見直す稽古を行っています。

 次に長谷川師範にお会いするまでに「中井は強くなった。」と言われるよう気合を入れて稽古していきたいと思います。

 今回のセミナーで「自主稽古の限界」と「道場稽古の大切さ」痛感しました。自主稽古では「伸び悩み」や「行き詰まり」「稽古のマンネリ」などがあっても、第三者からの客観的な視線で物事を判断してもらわないと何が悪いのかわかりません。「良いと思っていた事が実は足を引っ張っていた」という事は良くある話しです。稽古量と経験を積んできた先生に指導を受け、内容のある稽古を積まなければ、全国の名だたる強豪との実力差を埋める事は難しいのだと思いました。

 今後、「練習会」「セミナー」を企画立案し北海道高橋道場全体で「技術の向上」や「問題の克服」に向き合わなければならないと思いました。

 又、セミナー以外に懇親会や休憩時間、食事会の席でも長谷川師範や定元師範代、門馬師範、その他大勢の先生方に暖かいお声をかけていただきました。

 この様な場に胸を張って参加できるのは、高橋師範をはじめ先生方が真摯に極真空手に向き合い尽力したおかげだという事をあらためて実感しました。

 私は今年34歳になり年齢的には若くはありません。正直、選手としてのモチベーションが下がっていました。しかし、「セミナーに参加した事」「師範とお話する機会があった事」で改めて目標をたてる事が出来きました。

 それは「大会結果で組織に貢献する。」です。自分が全国の舞台で戦い続ける事で後輩に「全国大会」を身近に感じてもらい、出場するだけでは意味が無いので、絶対に結果を残すという覚悟で全国大会や北海道大会に向けて気持ちを高めていきたいと思います。

 稽古・練習時間の確保が難しいですが、師範からの後押しもありましたので、目標へ向かって前進していきたいと思います。

押忍

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