昇段レポート
釧 路 支 部
安 藤  彰  初段

(2004年6月24日入門・32歳)
 平成23年3月20日(日)に鹿追にて昇段審査会に挑みました。
 昨年初めて受審させていただきましたが、稽古不足や精神的な弱さを克服できずに不合格となりました。今回は2回目であり、釧路支部長としても道場生の先頭に立って指導する立場ですので、今年合格しなければ、もう後が無いと覚悟を決めて1年間自分なりに準備をしてきました。 日々の稽古以外に合宿、練習会などの行事に積極的に参加してモチベーションを保つようにしていました。
 審査会当日、鹿追スポーツセンターに着くと、とてつもない緊張感に襲われました。普段の生活では到底経験できないと思います。
 審査内容は、準備運動から始まり、基本・移動・型・補強・連続組手と進んでいきましたが、基本の蹴りに入る前で既に息が上がっていました。しかし、審査会は始まったばかりですので気持ちを切らさないように気を引き締めました。
 審査が進み補強を行う順番が来ましたが、普段の稽古不足がそのまま現れてしまいました。
 あたりまえの事ですが、普段出来ないことが、急にできる訳がありません。ここは今後克服しなければなりません。
 最後の連続組手では、勝敗に拘らず対戦者となっていただいている先生方、先輩方に思いっ切り向かっていき、自分の全てを出し切る事だけ考えました。途中何度も苦しく辛い場面がありましたが、周りの方々の応援していただいている声を聞き、もう少しあと少しと言い聞かせなんとか完遂することができました。
 3時間半近く行われた昇段審査会が終わったときには、ホッとした半面、まだまだ努力できたはずだと後悔の気持ちもありました。
 結果については、なんとか昇段させていただきました。高橋師範より電話を頂き「安藤に黒帯を出すことを決めた」とおっしゃって頂いたときには、入門してから今までの出来事が一気に溢れ出し胸が詰まりました。
 ここまで来られたのも、高橋師範、石川先生を始め北海道高橋道場の先生方、先輩方の御指導のおかげと本当に感謝しております。
 また、これまで自由に空手を続けさせてくれている家内にも感謝しています。
 これからは、より一層に高橋道場の発展に貢献すると共に、自分の次なる目標に向かって稽古に励んでいきます。
 押忍
(2011年3月20日初段取得)

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