審査レポート
釧 路 支 部
安 藤  彰  初段

 平成24107日(日)に釧路湿原の風アリーナで「平成24年度道東地区秋季昇級審査会」が行われました。各支部より28名の受審者が集まり午前10時より審査開始となりました。内容は、筆記試験、準備運動、柔軟性、基本、移動、型、補強、試し割り、組手、胸貸しを15時まで行いました。自分は、開催地区支部長であり受審者の前に立ち一緒に審査内容を行っていく立場でしたので、その観点からレポートを書かせていただきます。審査会だから特別な事をするわけでもなく普段、支部で稽古している内容を行っていくだけなのですが受審者は緊張しています。審査進行を仕切る自分としては、その緊張感を途切れる事なく持続させることも重要な役割だとも思いました。仕切る自分がダラダラしたり緊張感を欠くような態度をとると受審者にも悪影響を与えかねません。また、高橋師範、石川先生を始め各先生、先輩方、保護者の方々もいらっしゃるなかで『自分も同じように審査されている!』ことを感じながら進行していきました。今、自分は初段として黒帯を締めているので当然、受審者が行うことは全て出来て当然でなければいけない立場にいますが、出来ていない部分が多々あり、特に拳立ては散々たる内容でした。こんな事では高橋道場の黒帯としての価値を下げてしまうことになりますので、素直に恥として受け止めなければなりません。同じ恥をかかないようにするためには稽古を継続する事以外に解決方法はありません。この審査会で黒帯は後輩達の高い壁として精神的にも肉体的にも強く居続けなければならないと再認識する良い機会となりました。そのためには、高橋師範が常々言われている『道場生に厳しくするには自分にも厳しくなければならない』を忘れずに稽古していかなければならないと思います。最後に受審者のみなさん大変お疲れ様でした。
 押忍

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