5回全日本極真空手道「型」選手権大会レポート

旭川支部東光道場  森 晴香 4

  

 自分は,第5回全日本極真空手道「型」選手権大会で,団体戦と個人戦に出場させていただきました。大会に出場するまでの練習はとても大変でした。団体戦は3人一組で行うのですが,出場する3人の予定がなかなか合わず,3人揃っての練習がなかなかできませんでした。最初は3人の動きやスピードが違っていて合わせられるのかどうか心配でしたが,原先生や先輩方に見てもらってどこを合わせれば良いのかがわかり,短い中でも,日に日に合わせることができるようになりました。また,普段の稽古でも,型に出てくる技を意識して取り組むようになりました。そして個人戦に向けても,先生や先輩方に指導されたところや細かいところを直していきました。

 いよいよ大会前日になり,大会が行われる静岡へ出発しました。ものすごく緊張してきましたが,父も一緒に大会に出場するので,少し安心できました。静岡に着いた日の夜は,高橋師範や先生,先輩,大会に出場するみなさんや保護者のみなさんと一緒に食事をしました。大会の緊張より,高橋師範や先生,先輩などの他の人と話をする方が緊張しました。

 大会では最初に団体戦がありました。対戦相手は優勝候補だと聞いてますます緊張しましたが,いつも稽古している仲間と一緒に戦うので心強く感じました。そして,いよいよ自分たちの番が来ました。試合はメインコートで行いました。先に行うのは相手のチームで,先生には「惑わされるから,相手の型を見るな。」と言われていたので,ずっと下を見ていました。そして次に自分たちが型をしましたが,結果は負けてしまいました。自分たちが型を行っていた時は緊張であまり覚えていませんが,今まで合わせた中で一番息が合っていて大きな失敗も無く,良い型だったと思いました。後で聞いたのですが,先生方もメインコートで戦ったことがあまりないと聞いたので,本当に貴重な経験だったとあらためて思いました。

 個人戦では,相手が自分よりも上の帯で,型がとても上手な門馬道場の人だったので不安と緊張の気持ちの中で行い,腰が高くなって負けてしまいました。後で対戦相手の型をビデオで見てみると本当に上手だったので,自分もあのような型ができるよう頑張りたいと思います。

 今回,初めて全日本大会に参加しましたが,出場する選手がみんな上手くて驚きました。いつか自分も全日本大会でたくさん勝てるようになりたいです。

 最後になりましたが,ご指導いただいた高橋師範,原先生をはじめとする先生方,先輩のみなさん,また,静岡で応援していただいた高橋道場のみなさんや保護者のみなさんに感謝いたします。ありがとうございました。押忍。

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